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2006年4月24日

知的障害者にも性生活営む権利

知的障害者にも一般人と同じ生活を営む権利がある、恋愛や性生活を含み、楽しい人生を送ることを支援しよう─という考えが、徐々にではあるが浸透しつつある。

1世代前までは、知的障害者は施設へ入れられるのが一般的だった。しかし1975年、NYスタテン島の悪名高い知的障害者施設ウィローブルック州立学校を含む全米の施設が裁判所命令で閉鎖されて以来、知的障害者が一般社会の中で、出来る限り普通の生活を送れるようにしようという方針が一般的になった。

「普通の生活」には、近所の学校への通学や就職も含まれる。現在はちょうど、子どものころから自立を教えられ、初めて社会に出た世代が20代、30代になり、恋愛や性生活の獲得にも期待を寄せるようになった。

知的障害者は性的虐待の被害者となる率が高いことから、障害を持つ子供たちが性交渉を持つようになることに不安を抱く親は少なくない。実際、知的障害女性の50~85%が18歳までに性的虐待に遭っており、男性の25~50%も同様の被害に遭っている。これら虐待被害のうち、49%は10回以上の虐待を受けているという。

しかし、知的障害者に対し社会指導や性生活指導などを行っている創立50年のヤング・アダルト・インスティチュート(YAI、ニューヨーク)は「彼らに禁欲を強いるのは残酷」と言い切る。

同種の機関のほぼすべてが、成人障害者が性生活を楽しむ権利を支持してはいるものの、せいぜい虐待や性感染症、妊娠から自分を守ることを教えるだけのところが多く、YAIのようにデートや性生活の指導まで行っている機関はほとんどない。しかし、YAI制作の職員用指導要綱を購入したり、YAIから講師を招いて学ぼうとする組織は増えている。

YAIが開講する6カ月の実地研修では、避妊や性病、虐待防止のほか、「恋人にセクシーな下着を着させるにはどうすればいいか」「せっかちに関係を深めたがる相手をなだめるには」といった、より踏み込んだ主題も取り上げている。

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