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2006年4月27日

ただの整髪剤のように見えるエイズ予防薬

4月27日まで南アフリカのケープタウンで開かれた2年に1回の会議「Microbicide(殺菌剤)2006」において、英国の国際開発省の一部資金供与により実施されている「殺菌剤開発プログラム」の下、5月からザンビアにおいて1,500人の女性を対象に膣殺菌剤の試用が開始されることが発表された。

このジェル状の調剤は、セックスの前にタンポンのように簡単に膣に挿入できる。効果について最終的な研究はまだ進行中だが、当初の研究結果ではHIV予防効果が確認されており、社会的地位が低いため、パートナーにコンドームの使用をなかなか主張できず、HIVにかかるリスクの大きいアフリカの女性にとって希望をもたらすものである。

ジェルはまた、淋病やクラミジアなどの他の性感染症も予防する。British Medical Research Councilのジャネット・ダービーシャ氏は、「性感染症予防はエイズ予防にも有効であることを覚えておくべきだ。エイズほど深刻ではない性感染症によるダメージがエイズウイルスの体内侵入を許すからだ」と説明している。

このジェルはすでにタンザニア、ウガンダ、南アフリカで試用が行なわれており、さらに全部で5種類のクリームやジェルがアジアとアフリカで試用が進められている。他の調剤はすでに初期の試用を大きな成果を上げて終えており、ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ、インドなどでより厳格なテストが実施されている。Microbicides 2006の主催者によれば、アフリカでは3万人の女性を対象にテストが実施される予定であるという。

とは言え、おそらく2010年頃まで薬局の棚にこうした製品が並ぶことは期待できない。

テストで有望な結果が出たクリームが実用段階ではHIV感染の確率を上げるなど悲惨な結果となり、科学者を悩ませている。現在研究者は、その多くが貧しく、非識字者である女性被験者に対し、実験への登録前にヘルスケアについて十分な警告と説明をするなどきわめて慎重に実験を進めている。プログラムに協力する数社を除き、多くの製薬会社も、試用の最終結果を見守る慎重な姿勢を見せている。ただ、大企業が中心的な役割を果たさない分、情報の交換が円滑に進み、結果の判明も迅速に行なわれ、かつ安価な最終製品を期待することができるだろう。

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