2008年7月13日
セックスワークの「プロ/アマ・ボーダレス」化現象
セックスワーカーのエイズ対策について調査している厚生労働省の研究班(主任研究員、東優子・大阪府立大学准教授)がこのほど、『日本の性娯楽施設・産業に係わる人々への支援・予防対策の開発に関する学術研究』をまとめた。
東准教授によると、「セックスワーカーのアイデンティティを持たずに、金銭授受を伴う性行為をする女性がおり、素人/玄人のボーダレス化現象がある。そうした女性たちの調査研究は、いままでは高校生以外の調査がなかった」という。
調査は調査方法は携帯電話のWebアンケートで、2007年12月7日から11日までの5日間、スクリーニング調査を行い、性交経験がある者で、協力に同意があった18歳から29歳の女性2264人が回答した(配信数からの参加率87.1%)。その結果は以下のようになった。
・14%が、金銭授受ありの性行為経験有り
内訳:自分の性器を触らせたりする行為(挿入なし)をして、お金を受け取った=5.7%,男性の性器を触ったりする行為(挿入なし)をして、お金を受け取った=6.6%,セックスをしてお金を受け取った=11.8%)
・信頼関係があるほど、感染リスクは高くなる
金銭授受有りの性行為経験で不快な経験をした人の割合は77.3%。その内訳は、自分の中で背心的苦痛が残った=33.6%,コンドームを使いたかったのに、使わずにセックスをした=23.1%となり、妊娠の心配や、性感染症(STD)の症状も2割いた。
一方、「金銭授受のない性行為」については、96.2%が経験しており、「不快な経験」をした人の割合が83.7%と、「金銭授受ありの性行為」の経験者よりも高かった。内訳は、 妊娠したかもしれない=68.8%,STDの症状=30.4%,コンドームを使いたかったのに、使わずにセックスをした=30.3%と、いずれも「金銭授受ありの性行為」よりも割合が多く、金銭授受ありの性行動と比べてコンドームを使わないセックスが行われ、結果として妊娠の不安やSTDの症状があらわれている、といった結果になった。
オーマイニュースより